2008年02月18日
スポーツ根性!
略してスポ根!
スポ根(スポこん)とは、「スポーツ」と「根性」を合成した語で、日本の漫画、アニメ、ドラマにおけるジャンルの一つである。このジャンルの作品を「スポ根漫画」「スポ根アニメ」「スポ根ドラマ」と呼ぶ。
スポ根は、努力と根性でひたむきにスポーツに取り組み万難を乗り越えて選手としての能力向上への努力を続け、その根性を結果の勝利以上に価値のある美しいものと位置づける姿勢を描く作品ジャンルの事をいう。
スポ根は1960年代70年代に興隆した劇画の影響を受けて流行した。主人公はどんな困難や逆境にも耐えて練習に明け暮れ、努力で最後にはライバルから勝利を勝ち取る。ただし、この種の漫画では努力と根性こそが至上であり、勝利は結果に付随する要素でしかなく、勝利が努力を超越する事が無いというのも大きな特徴と言える。
太平洋戦争が終結し(1945年)、荒廃した日本の復興に国民は力を注いだ。その復興中の日本に全く新しいメディアであるテレビが登場し放送が開始される(1953年)。街頭テレビが中心のテレビ放送初期に於いてプロレス・プロボクシング・プロ野球などのスポーツ中継は、荒廃から立ち上がる日本と重ね合わせて国民の間で熱狂的に受け入れられ、この時期に困難に立ち向かい努力を積み重ねる事の美徳が「根性」や「努力」といったキーワードとなって形成された。
戦後日本の復興の総決算を象徴する国家的イベントとなった東京オリンピック(1964年開催)の成功を受けて、日本国民の多くがスポーツイベントに関心を寄せるようになり、とりわけ戦後のベビーブームにより増加した若年層(いわゆる団塊の世代)に「スポ根」は漫画文化と共に一気に浸透した。団塊の世代以降にも「スポ根」は受け入れられ60年代後半から70年代にかけて一大ブームとなり、スポーツもの以外でも『ど根性ガエル』(1970年-1976年)や『がんばれ!!ロボコン』(1974年-1977年)などの根性をテーマにした派生作品も生まれた。
「スポ根」を語る上で梶原一騎は欠かせない存在である。梶原は漫画原作者という職業と地位を確立し日本漫画史の中でも巨匠といえる存在であるが、そんな梶原の作品表現の手段として根幹を成すものが「スポ根」である。梶原原作の『巨人の星』、『あしたのジョー』という二大スポ根漫画は週刊少年マガジンの発行部数を飛躍的に向上させ、少年誌をそれまでの子供向け雑誌から青年期以降の世代にまで購買層を拡大させた。
梶原の成功は、上記「スポ根の歴史」にあるように日本の高度経済成長期における「時代の風潮」に絶妙にマッチしたためと考えられる。梶原の作品には貧困層と富裕層という対比の構造がしばしば描かれ、スポーツという舞台で貧困層出身の主人公が様々な困難や差別と闘いながら究極の達成感を勝ち得るという典型的な「スポ根」のパターンを定着させた。立身出世ストーリーとも言えるが、主人公がこの境地に至るには悲劇的な代償を払うことが多く「サクセスストーリー」と「悲劇」が混在する処に梶原作品の妙味があるのかもしれない。1980年代にはいると日本人の大多数が中流階層に属すると認識するようになり、貧困層から脱却し栄光を掴むというストーリー展開は古めかしいものと映るようになった。
梶原は1982年に講談社の編集者に対する傷害事件で逮捕されると、以降スキャンダルが続出し表舞台からの退場を余儀なくされたが、これに呼応するように「スポ根」というジャンルは衰退した。まさに梶原が活躍した1960年代後半から1980年前後までが「スポ根」の全盛期であり、一連の梶原作品こそ「スポ根」の正統主流であってそれ以外は傍流、あるいは亜流であるといっても過言ではない。
(以上、ウィキペディアより引用)
今はあまり根性って言葉は使わないですよね。
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